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症状と来院まで|下痢・吐き気が旅行の不安につながっていた
約1年前から突然の下痢と吐き気が起こり、翌日まで体調が戻らない発作が頻発していました。明確な原因は思い当たらず、症状は徐々に強くなっていきました。
「いつ起きるかわからない」という旅行への不安も強く、日常生活の質が下がっていました。検索で当院の鍼灸を知り、友人のすすめもあって来院されました。
患者情報:40代女性/通院10回(2024年3月〜7月)
初診時の所見|腹部の緊張と首肩の過緊張
- 首と頭の境目(後頭下部)の痛み
- 下腹部全体の硬さと圧痛
- 日常的な首肩こり
- 来院時は軽度の吐き気あり
施術方針|鍼灸でお腹と首肩の緊張を緩め自律神経を整える
腹部の緊張は下痢・吐き気などの胃腸症状に影響しやすく、同時に首肩の過緊張は自律神経の乱れを招きやすくなります。
さらに、強い症状を経験すると「また起きるのでは」という予期不安が生じ、体がこわばる悪循環に入ります。
そこで、腹部の硬さには足三里、首肩の過緊張には承山を中心に、少数鍼で全身の緊張を解き、リラックスした状態を身体に再学習させる方針としました。
目的は、鍼灸で過剰な緊張を取り除き、胃腸の働きと自律神経の安定を取り戻すことです。
経過|下痢・吐き気が安定し旅行も安心に
- 2診目:初回施術後から吐き気が消失。「首がずっと楽」とのこと。
- 〜5診目:週2回で継続。腹部の硬さが減り、首肩のこりも順に軽減。
- 6〜7診目:体調安定のため週1回へ移行。
- 8診目以降:2週に1回。旅行中も下痢・吐き気は起こらず、「大丈夫」という実感とともに安定。
- 最終:1か月空けて経過観察。再発なく治療終了。
使用した主なツボ
- 足三里(R/L)
- 承山(R/L)
まとめ・考察|鍼灸で悪循環を断ち切り、安心して旅行へ
この症例では、腹部と首肩の過緊張が下痢・吐き気の再発不安を強め、からだのこわばりを招いていたと考えられます。
鍼灸で緊張を緩め、自律神経を整えることで症状が落ち着き、旅行時の不安も軽減。安心して外出できる状態へと改善しました。
※本記事は一症例の経過であり、効果には個人差があります。医療機関での診断・治療と併せてご相談ください。
よくあるご質問
Q. 旅行前に下痢・吐き気が不安です。鍼灸で対策できますか?
個人差はありますが、鍼灸で腹部や首肩の緊張を緩め、自律神経を整えることで下痢・吐き気の不安軽減につながるケースがあります。早めのケアがおすすめです。
Q. 足三里や承山は自分で押しても良いですか?
やさしい按圧やストレッチはセルフケアとして有効な場合があります。症状や体調によって適切な強さや頻度が異なるため、来院時に個別にお伝えします。
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